株式会社メディックス

- 電話番号
- 0596-31-1188
- 営業日時
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<受付対応時間>
平日 9:00~12:00,13:00~17:00 - 住 所
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本社:〒516-0001
三重県伊勢市大湊町1125-57
倉庫:〒519-0412
三重県度会郡玉城町中楽593 Map - 紹 介
- 技術力と柔軟な対応力で製造業を支える株式会社メディックス。1点からの試作対応や難易度の高い基板製造を得意とし、三重県から全国のものづくりを陰で支えています。
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柔軟な対応力と高精度な基板実装で選ばれる「株式会社メディックス」
三重県伊勢市に本社を構える株式会社メディックス。主に基板実装を扱っており、業務効率化などソフト面の開発にも対応しています。
今回は、取締役社長の橋本さんにお話を伺いました。株式会社メディックス 取締役社長 橋本和典さん
橋本和典さんは昭和57年生まれ。現在、同社の取締役社長で、二代目にあたります。
幼い頃から長期休暇になると、父親の経営する同社の工場内で過ごしたという橋本社長。女性パートスタッフのお手伝いをするなど、ものづくりの現場は常に身近にあるものでした。
大学進学当初、家業を継ぐ予定ではありませんでしたが、21歳の時アルバイトとして現場に入ったことをきっかけに「気づき」と「閃き」があり、業務改善に繋がればと自ら技術を習得し、顕微鏡による目視検査の機械化で作業精度の均一化を図るなど本格的に関わり始めたといいます。
その後、自然な流れで正社員登用され、現在に至るとのこと。メーカーのエンジニア以上に設備に詳しく、修理も自ら行える技術力を持ち、顧客からの信頼も厚い橋本社長。特に、薄型テレビが登場した頃には日本を代表する大手電機メーカーから間接的に発注がかかるなど、大手企業の仕事も手掛けた実績があります。
「自分の楽しめるレベルなら大抵のものは作れる」と話すように、難易度の高い案件でも積極的に取り組む姿勢が魅力です。
工場案内をしていただいている様子
先代である父・橋本敏男さんは現在代表取締役会長として経営に関わっているとのこと。
創業当時、電子機器需要の高まりを背景にサラリーマンだった父、そして祖父の鉄工所を継ぐ予定だった父の弟(橋本さんの叔父)が共同で会社を経営。
父が経営部門、叔父が技術部門を担当しており、双方から仕事を学んだ橋本社長は今では一人で両面をこなす存在に。
「自分はどちらかというと技術寄りの面があり、叔父からも様々な技術を学びました。」と語ります。中井会計とは創業当時からのご縁であり、今もお付き合いのあるお客様の中で5本指に入る存在です。「設立当初は中井先生の奥様に監査を担当していただいた時期もあったんですよ!」と橋本社長。
企業成長を共に歩んできた関係が、今なお続いています。 -
「皆さまの黒子でありたい」確かな技術力で日本の製造業を陰から支える
社長のポリシーは「皆さまの黒子でありたい」。
基板は製品の中枢でありながら、最終製品としては人目に触れない存在。そんな裏方だからこそ、陰で製品を支える誇りを持って仕事に取り組んでいます。このポリシーを表すように、会社案内やホームページも「黒」を基調としているのだそう。「ここで扱う基板は世界規格で、競合も多く存在します。その中で弊社が強みとしている点は、『1点からの受注に対応できる柔軟性』と、『設計が良くない基板をも最適化して作り上げる技術力』です」と橋本社長。
手がけた基板
国内では対応困難とされた案件を受け入れた実績もあり、全国の名だたる企業から試作品や試験品の依頼が舞い込む所以となっています。
立地的にも「日本の真ん中」に位置しており、国内であればどこへでも翌日配送が可能。さらにAI技術なども積極的に導入し、継続的な効率化・自動化を進めています。「自分の楽しめるレベルなら大抵のものは作れる」と話すように、難易度の高い案件でも果敢に楽しみながら取り組む姿勢が魅力です。
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社員が誇れる仕事を目指して、挑戦し続ける会社へ
現在、橋本社長は、現場を信頼できる社員たちに任せ、自身は取引先との折衝を中心に、技術的に困難な案件や経営判断が求められる場面などで力を尽くしています。
一方、社員一人ひとりとのコミュニケーションを重視しており個別に飲みに行くなど、風通しの良い職場づくりを大切にされています。
現場では、段取りがつけば社員が自発的に半休を取るなど、柔軟な働き方も導入。社員が「子どもに誇れる仕事ができるように」との想いを共有しながら、チーム一丸で仕事に取り組んでいます。現在社員数は20数名。平均年齢は40歳前後で高卒から長年勤めている社員が多く、外国籍の社員も複数名在籍し、中には勤続5年目になる社員も。外国籍であっても必要な人材は社員として登用し、自活できるようにサポートしています。
採用は基本的に即戦力となるキャリア人材が中心で、大手企業からの転職者も。今後、人員に余裕が出てくれば、新人の育成も視野に入れていきたいとのこと。
24時間稼働体制で、他社の約1/3の納期での納品が可能という体制を整えているのも、株式会社メディックスの強みになっていると感じました。 -
社長のポリシー黒子道から生まれた「貸倉庫業」
別事業として展開する「貸倉庫業」も、コロナ禍で店頭に卸せない製品の保管所として、多くの企業に活用されてきたといいます。
「皆さまの黒子でありたい」という社長のポリシーがここにも表れています。現在も引き続き受け入れをしているそうなので、貸倉庫をお探しの方は直接会社にお問い合わせください。
貸し倉庫内の様子
「アイデアはあるけれど、形にする方法がわからない」――そんな人々の力になりたいと橋本社長。スタートアップやベンチャー企業との連携にも積極的で、「一緒に作り上げる関係性」を大切にされていることがうかがえます。
今後も、自動化や技術革新を積極的に取り入れながら「黒子として陰で支えるものづくり」の精神を軸に新たな挑戦を続けていく株式会社メディックスの活躍を、中井会計も更に陰で支えていけたらと思います。